ABOUT陸上部について

一人一役について

"ひとりいちやく" と読みます。

岡田正裕前監督が提唱したチームのモットーです。
部員一人ひとりが何らかの役割を担って、チームに貢献しようということから名づけられました。

陸上競技部員は、箱根駅伝などの公式戦のレギュラーとして活躍することを夢見て、本学陸上競技部の門を敲きます。
しかし選手に選出されるのはわずか(部員約70名のうち、箱根駅伝に出場できるのは10名)で、その他の部員は箱根駅伝に出場することができません。ではその他の部員はどうすればいいのでしょうか。

私たちのクラブでは、選手だけががんばれば好成績を挙げられるものではなく、スタッフや選手に選ばれなかったその他大勢の部員による一致団結した協力体制がなければチームとしての夢を実現できないとの認識を持っています。

そこで私たちは、大会に臨むにあたりすべての部員に役割(一役)を与え(選手なら競走するという一役)、与えられた任務を最高のパフォーマンスで実現しようという目標を掲げて参りました。

たとえば、箱根駅伝では、主催者に給水係を自チームから申告して、選手に給水(ペットボトルを選手に手渡す)するという役割があります。
私たちは"日本一の給水係をめざそう!"という合言葉のもと、最高の支援をするために、試合の直前には給水の練習も行っております。その他、選手の付き添いや情報伝達係など数多くの役割があります。

「組織のために力を尽くす。」ということは、自己アイデンティティーの確立(自分も組織の中で大切な役割を担っているという充実感)ともなり、4年間で培った精神はやがて、社会に貢献する人材の育成にもつながっているとの信念を持って、日々の活動を実践しております。